なんでメタボリックシンドロームになるんだろう?

メタボリックシンドロームとは? 原因は? BMTカリキュラムとは?
原因は?
肥満には、洋ナシ型VSリンゴ型、内臓脂肪型VS皮下脂肪型などがあります。
体内に存在する脂肪のすべてをあわせて、「体脂肪」と呼びます。そのうち9割が中性脂肪です。中性脂肪は、体のエネルギー源になる、外からの衝撃に対してクッションになる、体温を調節するなど、需要な役割を担っているのですが、増え過ぎると肥満になります。肥満は、お腹、ヒップ、太ももにかけて脂肪がたまる「洋ナシ型(下半身)肥満」と、お腹まわりや腰、背中に脂肪がたまる「リンゴ型(上半身)肥満」に分けられ、さらに、上半身肥満は、小腸、肝臓などの内臓の周囲に脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」と、皮膚の下に脂肪がたまる「皮下脂肪型肥満」とに分けられます。
洋ナシ型:皮下脂肪型肥満 リンゴ型:内臓脂肪型肥満
なぜ、内臓脂肪がたまるのでしょうか?
食事から体に取り込まれた「摂取エネルギー」が、日常生活での活動エネルギーや食事を食べたあとに生まれる食事誘導性熱生産、そして人間がじっとしているときにでも消費される基礎代謝をあわせた「消費エネルギー」を超えると、消費しきれなかったエネルギーが脂肪として蓄えられます。このメカニズムは内臓脂肪も皮下脂肪も同じです。そのキーを握るのが、毎日の食事と日常生活の中での運動。飲酒や喫煙、ストレスなども影響するといわれています。
毎日の生活習慣が内臓脂肪蓄積の引き金に…
最大の原因は食生活にあります。
摂取カロリーが多い日には、運動などで消費カロリーを増やせば内臓脂肪はたまりにくくなるのですが、忙しい現代人には実行できない人も多いようです。逆に、食事をコントロールしてもよいのですが、カロリーを気にしない人がなんと3人に2人。また、夜遅い時間帯に食事をして、エネルギーが十分使われないまま寝てしまうことでも、脂肪は蓄積しやすくなります。さらに、若い世代に多い欠食も、空腹時間が長いと、自己防衛反応で、飢餓に備えて脂肪をためこみやすい体質に変っていくので、要注意です。
現代人に見る、近年の食生活状況
※1はgooリサーチ調べ
2,3は厚生労働省『国民健康・栄養調査』調べ
メタボリックの診断基準
おへその高さの腹囲が85cm以上で、「脂質異常症」「高血圧症」「糖尿病」と診断される一歩手前の数値で設定されているチェック2が2項目以上該当すればメタボリックシンドロームです。
メタボチェック表
メタボリックシンドロームとは 原因と診断基準
自分で手軽に肥満度を算出できるのが「BMI」です。
肥満レベルを判定するために、国際的に用いられている指数がBMI(Body Mass index)です。右表の数値は、アジアと日本の判定基準。BMI22がもっとも健康で、病気になりにくい数値とされています。 やせ:〜18.5 普通:18.5〜25 肥満度1:25〜30 肥満度2:30〜
BMI=体重÷(身長m×身長m)  
ウエスト・ヒップ値やお腹つまみもメタボの目安になります。
ウエスト・ヒップ比0.9以上の男性は、内臓脂肪型肥満の疑いがあります。また、おへその横の肉が2cm以上つまめる人は皮下脂肪型肥満、2cm以下の人は内臓脂肪型肥満の可能性があります。 ウエスト÷ヒップ=ウエスト・ヒップ比
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