なんでメタボリックシンドロームになるんだろう?

メタボリックシンドロームとは? 原因は? BMTカリキュラムとは?
メタボリックシンドロームとは?
内臓の周りに脂肪がたまり、重大な病気のリスクが高まった状態が メタボリックシンドロームです。
メタボリックは「代謝」、シンドロームは「症候群」という意味です。肥満には、いくつかのタイプがあるのですが、内臓の周りに脂肪がたまるタイプの肥満は、「脂質異常」「高血圧」「高血糖」が重なって生じやすくなります。それぞれ、病気と診断される一歩手前の予備軍、または境界型と呼ばれるレベルでも、複数が重なることで、重大な病気を引き起こすリスクが圧倒的に高まります。このような状態がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、代謝症候群)です。
20〜59歳の男性の3人に1人がメタボリックシンドローム&予備軍です。
厚生労働省が発表した『平成18年国民健康・栄養調査』によれば、なんと、20〜59歳の約3人に1人がメタボリックシンドローム、または予備軍でした。
年代別に見るメタボリックシンドローム該当者・予備軍の割合
メタボリックシンドロームは命に関わる重大な病気を招きます。
「脂質異常」「高血圧」「高血糖」の状態が続くと、脂質異常症、高血圧症、糖尿病に進行しやすくなる他、心臓&脳血管系等の重大な病気を引き起こす危険性もグンと高まります。
現代人の生活習慣病等の状況
※20歳以上の成人男女の調査結果から推計
厚生労働省『国民健康・栄養調査』調べ
2008年には厚生労働省がメタボリックシンドローム健診を義務化しました。
メタボリックシンドロームの診断基準をWHO(世界保健機関)が発表したのは、今から10年前の1998年です。その後、日本肥満学会などの8学会が、日本の診断基準を2005年4月に発表。2008年4月には、厚生労働省が各種健康保険の運営者に対して、40歳以上の加入者を対象とした内臓脂肪型肥満に着目した健康診査「特定健診」と保健指導「特定保健指導」の実施を義務づけました。しかし、現実には20代、30代にも多いメタボリックシンドロームとその予備軍。重大な病気にならないためには、若い時期から自分の体の状態に目を向けることが大切です。
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